James Krenov 1920~2009
 
’09/09/09ジムが亡くなりました。88歳でした。
 
 前出の三ツ橋氏より9日夜に、ジムが入院しているとのFaxが届きました。
翌日10日(現地時間9日)、私の家内がLaula Welter(※1,David Welter の奥さん)に連絡をしたところ、今、非常に危ない状態であるとの事でしたが、その時点ではまだ亡くなっておらずホッと胸を撫で下ろしたのですが、そのすぐ後に受けたのは訃報の連絡でした。
2003年?に現役を引退してからも、Collegeから10分ほどのところにある自宅の敷地内の小さな工房でCabinetをつくり続け、数年前よりほとんど視力を失った状態にありながらも、鉋を作っていたようです。その様子を下記URLより観る事が出来ます。
上段のアドレスはサンフランシスコ クロニクルというカリフォルニア北部地域で購読されている新聞社のホームページでの記事です。『Krenov’s Repair Shop』と言って電話に出るところから始まるという、ジムらしいものです。途中『Uoh come on Krenov,pull yourself together』(クレノフがんばれと自分にいいきかせている様なようす)と言って椅子から立ち上がるところはさすがに歳を感じさせます。(2008年)。
下段は皆さんご存知、Fine Woodworkig Magazineのもので同じくジムの工房で撮影されたものです。こちらは2007年9月の収録なので2年前のものです。
 
 
 こんなに元気な姿を観ていると、彼がいなくなったなったのが信じられませんが、現実にはもうジムはこの世にはいません。ちなみに、亡くなった時ベッドの上で、手にサンダルウッド(白檀)の木片を握っていたということです。そして、ジムの遺言どうり太平洋に散骨をする予定だそうです。
 ジムが教えていたCollege of The RedwoodsはSan Franciscoから3時間半ほど北上したところにある海沿いの街、Fort Braggにあります。人口7000人ほどの小さな街ですが、太平洋に面した町並みは2階立て以上、または大きなコンクリートのビルはどこにも見当たらず、この自然の恵み豊かな環境のもとに、アメリカ全土はもとより毎年20人ほどの木工家が世界中から集まって、週6日、月曜日〜土曜日まで木工の事だけを考えながら、普段今まで出来なかったようなプロジェクトにトライしています。
下のアドレスはCollege of The Redwoods Fine woodworking Programのものです。
 
 
 10/31はアメリカではHalloweenですが、ジムの誕生日でもあります(同じく私の娘の誕生日でもあり)。今年はFort Braggのメインストリートにあるタウンホールでジムの追悼を兼ねた催しがあるようなので、なにか情報があればまた掲載したいと思います。
 
   10/31に上記のタウンホールで執り行われた追悼式の模様がビデオで公開されています。
 
※1.David Welter / ‘83~84アイオワ州よりFine Woodworking programの生徒として在籍。以後スタッフとしてFort Braggに在住。二人の息子が私の娘達と歳が同じこともあり、たまに連絡を取っている。